■ 木箭(もくせん) ■
家の入り口に続く、長い直線状の廊下は強い直接的な「気」の往来を生じさせます。
長い物体は「木」の五行と分類されるので、このような廊下を「木箭」と呼びます。
これに対する一般的な解決策は、廊下の入り口に丸い形のドアを取り付けることです。
円形は「金」の五行に分類され、強い木のエネルギーをコントロールすることに繋がります。
(金は木を剋する)
■ 人目にさらされるガスレンジ ■
伝統的な視点では、料理をする「炉」というものは、その家のエネルギーの源であり、かつ、プライベートな箇所でもあります。
その炉が人目につくところに設置されると、その利点を減じることに繋がります。
現代では、炉というよりガスレンジの場合が殆どでしょうが、そのガスレンジを家に入ってきた訪問者のすぐ目に付く場所に設置するのは薦められません。
ガスレンジや広い意味でIHヒーターなどの調理器具は外部の人の目に見えない箇所に設置するのがベスト。
■ ガスレンジの向きが外側 ■
ガスレンジはその家の旺のエネルギーの源となることから、ガスレンジのつまみが外を向いていると、旺のエネルギーが間違って外に流れ出てしまう。
従って、ガスレンジのつまみは家の内側を向くように設置する。
■ 窓を背にした宗教像 ■
家族の誰かが何かしらの宗教を信仰したいた場合、その宗教のシンボルとなるものを部屋に飾るかもしれません。
例えば、日本における仏教では仏壇などです。
もし、そのシンボルが窓を背にして置かれている場合、危険と不安定を意味することに繋がります。
宗教に関するシンボルは厚くしっかりとした壁を背にして置く事により、強さと安定を象徴することになります。
■ 白虎開口 ■
宗教に関するシンボルを正面から見た場合、その左側のスペースは「青龍邊」、右側のスペースは「白虎邊」と呼ばれています。
もし、窓や部屋の入り口などの開かれた場所が、すぐ右隣にある場合、その開かれた場所が白虎が人を傷つけるため、口を開けている象徴として考えられ、好ましくない。
そのことから、シンボルの右側に少し壁からのスペースを確保しておく必要がある。
■ 漏気(ろうき) ■
風水エネルギー、あるいは、「気」は入り口から入った後、2つのそれぞれ反対の隅に向かって進み、跳ね返り、家の中を循環します。
しかし、もし、この二つの隅に窓があると、エネルギーは窓から逃げてしまい、部屋を循環することができません。
これを有用なエネルギーの「漏気」と呼びます。
このように、エネルギーを留め、集中させるための壁が隅にない場合、窓際にカーテンや植物を置き、遮蔽物を構成する必要があります。
■ 机がまっすぐ入り口に向いている ■
入り口には大抵の場合、気の流れの到来があります。
机を入り口に真っ直ぐに向けることは適切ではありません。
適切な机の位置は部屋の入り口と対角線上の隅になります。
■ 隅を背にする ■
机は壁に向けて角度を付けて置かれるべきではない。
このような位置だと、机を壁に背にして置くことができない。
このため、机に座ると「部屋の中に取り残された」ような不安定なイメージを作り出します。
また、隅に向かって座ることはビジネスの縮小を象徴います。
なぜなら、座る空間が隅にいくに従い小さくなるからです。
適切な机の位置は、机を壁につけ、一方の側に直角に置くことです。
そうすると、座る人が壁を背にして座ることができます。
■ ベッドの背面が入り口に向かっている ■
もし、入り口がベッドの頭の部分の後ろにある場合、寝ている人は誰かが部屋に入ってきても、それをすぐに見ることはできません。
これは、不安な雰囲気を作り出します。
ベッドの適切な場所は机と同様。
設置の良い場所は入り口と対角線上にある角に置くことです。
■ 頭上の梁 ■
伝統的に重い梁を頭上にして座ることや眠ることは害になると考えられています。
その梁は、その下にいる人に対し、何らかしらの圧力を生み出すでしょう。
梁の真下には自分自身を置かないようにする事。
もし、それが不可能であれば、その梁を隠すために模造の天井を作る必要があります。
■ ベッドが入り口に直接向いている ■
ベッド・廊下・入り口が直線状にある場合、ベッドに向かって強い直線状の気の流れが通過することになる。
また、ベッドが入り口に向いているとプライバシーがなくなることになります。
これらのことから、入り口に向けてベッドを置くことは避ける。
■ ベッドが鏡に向いている ■
伝統的に鏡の中の姿は、その人の「陰」の部分であると信じられており、鏡の中に長い間自分を晒し続けることは害になると信じられています。
これらのことから、寝室に鏡を置く時は、鏡がベッドに向かうことを出来るだけ避けること。
■ ベッドに向いているトイレ ■
トイレは悪いエネルギーを持った汚い場所と捉えられています。
ベッドがトイレに向いていると不健康であると考えられます。
マンション等、建物の設計上、これが避けられない場合、トイレのドアは、眠る時には閉めておくようにする事。
■ ガスレンジの上の梁 ■
ガスレンジは特に家庭の主婦に関係する家族の重要なアイテムとして考えられています。
ガスレンジを重いコンクリートの梁の真下に置くことは主婦の健康に悪い影響があると言われています。
梁の下には置かない事。
■ 尖角(せんかく) ■
二つの机を置く時、一つの机の角がもう一つの机に向かうかもしれません。
あたかも、二つの弓矢を、もう一つの机から放っているように見えます。
これは、脅す雰囲気を作り出します。
机の位置は、このような尖角を避けること。
■ 箭刀(せんとう) ■
これは二つの家具の尖角がお互い向き合っている状態を指します。
これは、安全を脅かし、不調和と敵意を生み出します。
家具を置く時には、箭刀の配置は避けること。
■ 部屋の中に取り残された机 ■
机が壁にくっついていない。
これは、サポートの欠如、不確定、不安定を意味する。
■ 獅子口 ■
獅子の像は通常、家の外に置かれ、その家を旺気を守ります。
翻って、恐ろしい獅子の像を家の中の家族のメンバーに向けて置くことは適切ではない。
もし、動物の像を部屋の中に置く時は、象や亀などの平和的な動物にする事。
■ 窓に向いた鏡 ■
鏡は反対側にある物体を映します。
もし、鏡が窓に向かって置かれている場合、鏡は家の中へ外側からどんな物体の像をも引き入れます。
その中には、家族に対して害を及ぼすものもあるかもしれません。
鏡を窓に向ける際は、このような不快な物体を引き入れないよう確かめる必要があります。
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