そして、この八卦図に記述されている8つの卦と方位を利用して、家の中における特別な場所の風水を利用して、運気を高めることができます。
さらに、この八卦図の八角形そのものも風水術の中で非常に重要で中心的な役割を果たしています。
例えば、玄関の外側に魔除けとして掛ける、八卦鏡がその一例です。
■ 隠宅と陽宅 ■
今日においては、先天八卦は理想の宇宙の姿を表し、後天八卦は地上・地球上における現実の姿を表しているというのが、一般的な解釈です。
また、その考え方をさらに推し進めて、後天八卦の方が大地の「気」にとってより重要だと考えられています。
一方、先天八卦は、陰宅すなわち、祖先のお墓を作る際に用いられることがあります。
中国系の人達には、祖先のお墓の善し悪しが子孫の運・不運を決めると信じているので、お墓を作る場所には特に重要視します。
後天八卦は陽宅、つまり、私たちのように生きている人間の住まいに用いられます。
風水術の羅盤派の高度な算術法を使って、家や仕事場の向きと五行との関連を割り出す際には、後天八卦版を用います。
■ 先天八卦と後天八卦 ■
中国の人達は、八卦図には強い力が封じ込められており、その力は、8つの小成卦の並び方にあると信じている。
1つの卦は、途中で切れている線と、一本に繋がった線の3本で構成されており、八卦図では八角形の各辺に、一つの卦が振り分けられているむ。
その卦の並び方により、「先天八卦」と「後天八卦」の2種類が存在する。
この2種類の八卦の並び方は異なっている事の他に、風水の解釈も異なってくる。
・ 先天八卦図
・ 後天八卦図