2014年8月3日日曜日

八宅法:本命卦の算出方法

八宅法は数ある風水の流派の中でも、理解し易くかつ、簡単に利用できる手法の一つです。

八宅法は、羅盤風水の1つであることから、最終的には、個人の吉報位・凶方位を示す羅盤を作成することになりますが、その最初のステップとして、必須となるのが、その人の本命卦を計算することになります。

本命卦と聞くと、易の卦と思いがちですが、その実態は、西洋の数秘術と同じく、個人の持つ1~9の数字です。

この1~9の本命卦の算出に必要なのは、

  • 生年月日
  • 性別
の2つの情報です。

また、その算出の過程では、男性と女性の場合とで多少ことなるので注意が必要です。

その他に注意が必要なのは、誕生日の取り扱い方です。

以下で示すように、実際には、4桁の生まれ年を使いますが、非常に微妙になるのが、2月生まれの場合です。

本命卦の算出にあたり、春節(中国暦の旧正月)以前の日に生まれた場合には、生まれた年の4桁の数字から1を引かなければなりません。

太陰暦の節分で一年を区切るのではなく、当然、太陽暦は全く関係ないので、1~2月生まれの場合は、ややこしい話になってきます。

例えば、生年月日が1961年2月7日の場合、

  • 日本でポピュラーな九星気学の場合は、1961年生まれ扱い(2月4日が節分)
  • 八宅法の場合は、1960年生まれ扱い(1961年の春節は2月15日)
節分は毎年2月4日に固定されていますが、春節は年により異なるので調べるのに少々手間取ります。


では、本命卦の算出方法です。

男性の場合

  1. 生まれた年の下2桁の数字を合計する
  2. 合計した数が10以上の場合は、一桁の数字になるまで加算を続ける。(7+8=15 → 1+5=6)
  3. 得られた数字を10から引く (10-6=4)
  4. 得られた数字 (今回の場合は4)が、本命卦となる

女性の場合
  1. 上記、「2.」までは男性の場合と同様
  2. 女性の場合は、得られた数字に5を加える。(5+6=11)
  3. 「2.」で得られた数字が10以上なら、2つの数字を1桁になるまで加算する。(1+1=2)
  4. 今回の例の場合、2が本命卦となる。

以上で、八宅法の最初の一歩である本命卦が求まりました。