八宅法：各吉方位・凶方位の概要

生気

「生命を育む気」

成功する方位：最大吉

繁栄を呼び込むのに最適の区画。

例えば、政治家なら「生気」の区画を活性化し、うまく利用することにより、名誉ある高いステータスを手にすることとが出来る。
学生なら、試験に受かり、奨学金を得たり、サラリーマンなら大きな富を得ることが可能。

「生気」の区画を活用するには、寝室・書斎・もしくは玄関をこの位置におく。

また、玄関は、この方角を向くように設計する。


天医

「天の医者」

健康の方位：大吉

家族の中に病気を患っている、あるいは、健康に不安がある人にとっては最高の区画。
特に、原因不明の長期にわたる疾病に威力を発揮する。

「天医」を活用する最大の方法は、キッチンのガスレンジ置き方を工夫すること。

ガスレンジのエネルギーの源（火口）が「天医」の方向を向くように設置する。

あるいは、「天医」の区画に置くだけでもよい。


延年

「長寿と子孫の繁栄」

恋愛の方位：中吉

家庭環境の質を高めたり、家族関係を良好にする区画。
家庭内で喧嘩が絶えなかったり、子宝に恵まれない際に効果を発揮する。

また、子供が成長したにも関わらず、パートナーに巡り合わない時も、ここの区画を利用する。

夫婦不仲が冷めてきて、相手にあまり情熱を感じなくなったら、ここを寝室にすると大変効果がある。

「延年」は様々な家庭内における問題の対する万能薬として働く。


伏位

「全体的な調和」

個人的な発展の方位：小吉

安らぎを得るための区画。

財産やビジネスの成功といった華やかな効果は望めないが、全体的な幸運を維持したり、快適な暮らしを楽しむのに適した区画。

「伏位」を利用することにより平均以上の運勢を手にすることが可能。

家族を不運から守ってくれたりもする。


禍害

「事故や災難」

悪運の方位：小凶

この区画は、経済的な損失、度重なる困難や挫折を引き起こす。
この区画は４つの区画（凶方位）の中でも一番軽いものなので、納屋や押入れ等にすれば問題は生じない。


五鬼

「５人の幽霊」

中凶

この区画は、火事・盗難・収入の減少・失業などの事象に繋がる。
家族や友人、同僚との間で喧嘩や誤解が生じる場合もある。
家でも職場においても禍を招く区画。
この区画にトイレを設置すれば、五鬼を押さえ込んで、水に流しさってしまうことが出来る。



六殺

「６つの殺し」

大凶

呼び名が暗示するように、自分と家族にとって大きな災いを招く区画。
仕事やビジネスにとって、せっかくのチャンスを逃してしまうという意味もある。
他にも、裁判・事故・、あるいは、最悪の場合、死にもつながる可能性を秘める。
やはり、この場合にも、この区画にトイレを作って悪い気を押さえ込むのが常用手段。
あるいは、納屋や押入れ・物置等にして、他の目的には使用しない、という方法もある。


絶命

「子孫の喪失」

最大凶

８つの区画の中では、最凶の区画。
この区画には、玄関や寝室を絶対に配置してはならない。
不運は最悪の形で表出し、子供を失う、財産を失う、会社の倒産、重い慢性病など。
この区画は、トイレや浴室等にしてなんとしてもその影響を押さえ込む必要がある。
ここにキッチンを置いてもよいが、その場合には、火口を良い区画の方に向けなければならない。